無形の八相を考える

『気で掴む八相』

此のホームページのコラムを読んでくれている人はとっくにご存じだとは思うが初めて読む方の為に

 

八相とはどのようなものか説明をしておくことにするからしっかり読むように。(南北相法は人相観の教科書である!) 

 

 江戸時代の人相観の大家 水野南北先生の南北相法には次のようにあります

 

【貴相】貴人の相は、相対して相者の意(こころ)に、貴き神仏の社堂に入るが如くに思へり。此人必ず貴相なり。

 

【威相】は相対して平人が時の太守又は奉行の前に出たるが如く、ただ何となく恐るヽの意自から浮かべり。此人必ず威相なり。

 

【福相】は相対して其形暖かなるが如く、時正の頃に山野を楽しむが如く、又自然と労なきが如く、又相者の意自から豊なり。此人必福相なり考べし。

 

【寿相】は相対して相者の意豊かにして安し、又其体健やかにして物事に臆せざるが如くに思へり。例えば小舟に居て大船の渡るを見るが如し。此人必ず寿相なり。

 

【悪相】は相対して何となく相者の意に鋭く浮かむなり。又なんぞせば、あらけなく打つが如くに相者の意にうかむ。然れども相者の意に見おろすが如くに思へり。此人必ず悪相なり。

 

【貧相】は相対して何となくもの淋しくして、意陰にとぢて、遅れて開く花の葉陰に萎めるが如し。此人必貧相なり。

 

【孤相】孤独の相は、相対して其形淋しくして鶏の雨に遭へるが如し、又相者の意自から頼りなく老いたる後を思ひやるの意あり。此人必ず孤独の相なり。

 

【夭相】短命の相は、何となく其形花の萎れるが如し。又勢有とも燈の油なくして火の消ゆるが如し。此人必ず短命の相なり。

 

皆さんはどう思いましたか 此れを読んで直ぐにパッと分かりましたか 直ぐに理解出来た人は殆どいないのではないでしょうか

 

ここからは天童観相塾の人相術講座から引用します『人相を見るという事は、深い経験に練られた感性が大切なのです。』貴人の相は

 

「凡人とは違う」、「必ず形が際立って立派だ」と説明しても分かりにくい所がありますが、そこをあっさり言ってくれています。

 

と、ここまでが引用です。 このことからも分かるように、必ず形が際立って立派だというのもどういうのが際立って立派かと

 

いう所も、説明が難しいのです 自分で掴むしかありません! 太塚覚龍がいつも云っている、人相術は一にも二にも『識別』だと

 

言っているのは此処のところを言っているのです。 人相術の体・用・妙のことが含まれます 骨格相法の有形の識別判断、気色相法・神気識別判断、

 

画相識別判断、どれもみなニュアンスの違いはあれど全部に通じている事は『識別と判断』であると言うことを頭に入れておかねばなりません!

 

有形にしても無形の気にしてもどちらも同じく識別し、判断するということに変わりはないということです。

 

最後に重要な所をもう一度だけ書いておきます

 

『人相を見るという事は、深い経験に練られた感性が大切なのです。』

 

人相観は普段からいつでもこれをやるし、普段の対面鑑定でも此れをやらんとイカン