『開運』を考える

『開運陽相』

 

人相術古典・神異賦に【遇吉則推】が有る。 此れは、吉い相(吉い運命)発達相・陽相は更に伸ばすという意味だ

 

先づ、発達相・陽相とはどの様な相であるかを挙げておく 八相からは『貴相』・『威相』・『福相』がそれである

 

神異賦からも挙げておく 『三停平等』と『五岳朝帰』で、三停平等は一番根幹の相だ 此れが崩れているは全て陰相である。 

 

他に吉い相が有るとは、此の三停平等が有った上でのことです 南北相法からは『上分の相』ということになります。

 

神異賦も南北先生も『三停平等』、『相に長短無く或は正しく』という表現で、釣り合いの取れた相を云っております

 

亦た神異賦も南北先生も『神』、『神気』を重要視している 人相術では此の『神、神気』を重要視する。『神、神気』とは

 

生命力のことと考えておれば宜しい 神の強弱は其のまま陰相・陽相の割れ目であり、神が弱すぎると生命力が弱い為に、

 

社会に出ても十分に活躍する事が出来ないのです 弱すぎる神は死相ともなる故、神は強くないといけません。此の神の

 

強い弱いは一番眼に現れます 眼相に現れている神を『眼神』といい、面(顔)に現れた神を『面神』といい、身体に現れた

 

神を『体神』といいます 眼神、面神、体神、眼相視瞻と全体の佇まいから来る‘‘気‘‘のことを『雰囲気』といっておるわけです。

 

此の『神』には清濁、正邪、善悪、強弱、が有りこれを観て其の人の器の大きい小さい、一角の人物か大した事ない者か、陰相・陽相

 

発達相か破敗相か神気を観れば判ります 陰相 陽相の見分け方は骨格の釣り合いが取れて立派である、神気強く生命力有る相、相に力が

 

無いといけません 骨格の釣り合いが取れていても、相に力が無いのは陰相です 大した事は出来ません。 

 

かといって、強すぎる神(主に眼神) は険の有る眼相となり、却って剣難の相であり陰相となります 眼の相は心のままを現わしており、

 

心のキツイ者は眼が鋭く痛く心に映る 優しい者は眼も優しいもである 怪しい者は怪しく何意なく怪しい眼をしとります 

 

嫌な感じや寂しい、鋭い、険ある、神が弱い、強すぎるなどを受ける眼相此れ皆な陰相なり。 

 

眼の相には其の人の本体(心)が現れる故に、開運の可否は其の人の本体である『心』自体が問われることとなり、

 

運命は眼相の通りであるといえる。『相は心に随う』故、心が眼に顕れ、骨格相を形成し、全体の神気・雰囲気を作り出すのです

 

此の全体の雰囲気と相(運命)は自らが作り出す運命であります 生まれた時は相には善も悪も無く、陰相も陽相も有りません。

 

『運命と開運』について考えるに、もうひとつ重要な要素は父母、祖父母・家系との因果関係(家系の因縁)を抜きには考えられません

 

自分の骨格相、眼相の陰相・陽相、運命の別とは、生まれた時は運命に善いも悪いも陰相も陽相も無い故、何故に其の相なのかは家系の因縁、

 

家運、 父母、 祖父母、の影響に因るところが大である。其の家系の生き方、ものの考え方、家風、親の生き方、祖父母の生き方、

 

遡っていくが、一番影響が強いのは直近の祖父母、父母、自分、の三代である。此の家系の因縁から来る陽相、陰相の別については

 

次回のコラムで書くこととする。