なぜ神異賦が重要か

『古典・神異賦』

 

ひとつの相には一つの運命が有る。

 

性格や環境がどうであれ、遅かれ早かれ其の相の通りの運命に成る。

 

具体的な相と運命・運命の行き着く先、具体的に観る方法が記されているからだ

 

そして全体を見渡せば『運命の仕組み』が浮かび上がる

 

個々の相と運命から、今生の生き方と来世の実り有る運命の為にどう生きるかまで網羅する。

 

先づは【骨格は一世の栄枯たり】、【気色は行年の休咎を定む】を理解せよ

 

この事と心が先で相は後であるという事は人相術運命鑑定をする上で

 

一番最初に学ぶことである。

 

神異賦を学び、之れを目に応じては、玄関に参透し、

 

之を心に得ては、悉く妙理に精し。である

 

人相術に熟達すれば、玄妙な道に到達し、一切の妙理に精通する。

 

人相観は人の運命とか吉凶とかを通して、自然に運命の仕組みと

 

自然の法を悟り、人間の正しい生き方を知るというふうに、

 

一切に精通するということです 玄関から奥深く悟るところへ入っていく。

 

悉く妙理に精しです。

 

最後にもうひとつ書けば、【富貴と貧賤とは、奚んぞ此の篇を出でん】

 

故、人相術運命鑑定をする者ならば神異賦をやらない理由は何も莫い。

 

神異賦を自分のものにしたならば、神異賦の他にももっと相法を学びなさい

 

とまで言っておるのです。【寿夭と窮通も相法を逃るゝ莫し】ですよ。

 

太塚観相塾 太塚覚龍