三質とは何か

三質とは、人間の体質を三つに分けた見方です。筋骨質、心性質、栄養質の三体質で別に筋骨型・痩せ型・肥満型、意志型・思索型・情愛型、意志型・知覚型・本能型、骨型・神経型・肉型などとも呼ばれます。此の三質は誰でも持っているもので、要は此の三質のバランスにより、性格と行動が現れるという見方です。人は此の三質からなり、人により筋骨質が主体であったり、心性質が主体であったり、栄養質であったりしますから主となる質が本人の気質の主体であり、そこに他の二つの質がどう働いているかで性格・行動・病気など判断するものです。この三質は私自身、街頭で鑑定する時にもよく使う判断法でもあります。使い方として、先ず主体の質を最初に持ってきて、次に多い質をいいます。例えば筋骨栄養の人、心性筋骨の人、栄養心性の人だという具合です。三質のバランスが良く取れている人のことを、三質平等の人といって、知・情・意豊かであるとし理想とします。なるほどと思います 人相術を学んでいる人ならピンとくるはずです 人相術の古典、神異賦に三停平等、一生衣禄に虧ること無しを思い出しますね 語呂が似ている事もありますが、人間バランスが良いというのは極めて吉相で順調な運命を意味します。人の個性・性格・行動は此の三質の偏りにより現れるということです偏りが強くなりますと性格、行動に偏りが現れ、それを個性といったりもします。この偏り(個性)が陽相であれば立派に世の中の役に立ち、名を成す人も多くおりますが、三質の偏りが強く、陰相であれば、ただの偏屈・狭量・変態となって、世間を騒がせるだけの人という現れ方をします。陽相の人は形態的には明るさと調和があり、良い所が現れるのに対し、陰相は暗さ・不調和・異様さ・偏屈さ・陰険さ・極端さとなって現れます。