人相術は骨格相法と気色相法の二本柱

人相術運命鑑定は骨格相法と気色相法の二本柱である。観法の違いは、『骨格は一世の栄枯たり』と『気色は行年の休咎を定む』です。骨格は何十年もかけてゆっくりゆっくり変化するものですから、その人一代の運命鑑定をするんですね。気色相法では、現在起こってる事柄やどんな問題か、誰が関わってるか、その結末はどうかなどを看破します。気色は骨格と逆で、変化が早いものですから、今現在 当面の運命を看破するものです。例えば、命宮の気色を観て、今日の相は美色であったが、次の日に鏡を見ると曇って冴えない色になっていることもよくあります。このように変化が早いですから当面の運の勢いを観るわけですね。骨格相法ではその人の一代の運命知る訳ですが、具体的には成功するかしないか・結婚はするかしないか・結婚すると判断すれば、子供に恵まれるか・子供は大きくなって力になってくれるか、晩年子や孫に囲まれて幸せに暮らせるかなどを観るのです。先ず、パッと観た時に成功するかしない運命かを見分けるに一つの基準みたいなものがあり、それが『三停平等・五岳朝帰』なんですね。三停平等とは、頭部(顔)を上停・中停・下停の三つに分け、そのバランスを観ることです 余談ですが流年の年齢配置もこの三停でやります。(南北相法)この三停は顔だけでなく、身体全体の骨格が重要で頭・胴体・脚の三停の平等が重要なんすね。頭を上停・胴体を中停・脚を下停としバランスを看ます。そして、顔・身体の左右のバランスを観てください歪んでいないか、ズレてはいないかなどこの段階で看ることです。 人相術の古典、神異賦に形容俊雅、終には高賢とならん・形異にして神の殊なるは此の輩遠く雲路に越ゆ・貴人の相を観るはただ一途に非ず・骨格の清奇なるは、必ず顕貴たるべし・龍顔にして鳳頚、女人必ず君王に配す・骨聳え神の清きは、定めて威権ありて忠節なるを主どる・など書き出せばまだ幾らもあるのですが、神異賦が繰り返し言ってるのは、抜きんでた立派な骨格相は世に出る、成功・発達の立身出世の相だといっておるのです。故に、頭の回転の速い人は気付いたと思いますが、身体が歪み、全体のバランス悪く、手でも足でも顔のバランスでも、パッと観て苦労しそうだなあという相はそのまま困難・苦労の多い運命であることは直ぐに理解出来ると思います。其の対応はいくつも有るのですが、其の内の一つが身体の歪みを直すことも有効です 体の歪みを直して正常になると運命も正常に修正されます。つまり、身体の歪みは運命の歪みですから悪いところを断ち、吉に変えていくを実行することになります。人は見たままの運命であり、見たままの性根であり、見たままの結果が有るということなのです。