太塚覚龍式人相鑑定法

人相術は神気を重視しますから、先ず人をパッと観て生命力の強弱、清濁、正邪、善悪、器の大きい小さいを掴みます。この段階で、運命の急変は無いかを判断します 此処でいう運命の急変とは、死相は無いか、事件・事故・怪我などの災厄が近く起こるか起こらないかを判断します。災難は色々あります 剣難は刃物が身体に入る難で、刺されたり手術でメスが入ることも含みます。血をみるこですね 火難は火事、水難は水場の事故や濁流で流される、風呂場で倒れ桶の浅い水でも溺れるなど水の難一切を云います 盗難、強盗、裁判などこれらも災厄としています。ここで災難の相が無ければ問題ないのですが、何らかの災難相が有れば『小則救人危難』をしなければなりません。水難の相があれば水辺に近づかないように伝えないといけませんし、火難なら火の用心、剣難なら出歩かないか、出歩く際は周囲に要注意です。さて、此処まで観たら其の人一代の運命を大きく掴む鑑定に入ります。成功するかしないか、結婚はするかしないか、すると判断すれば一度で治まるか、子供に恵まれるか、子供は自分の力になってくれるか、晩年は子や孫に囲まれ幸せに暮らせるかどうかなどです。こうして先ず、其の人一代の運命を大きく掴み把握する事が先なんですね 大きく運命を掴み把握したら絞り込んで看ていきます 一代の運命は八相と神異賦で掴み、絞り込んで看るのは八面、三質、五行などが実践的で非常に威力を発揮する相法ですから覚えておいて損はありません。貴相・威相・福相・寿相・悪相・貧相・弧相・夭相・筋骨質・心性質・栄養質・木形・火形・土形・金形・水形などでありますが、ここら辺のものはパッと観てポンっと判断するのがコツとなります。ああでもこうでもとグズグズやってはいけない パッとみて即座にポンッと答えることである。此の判断で絞りこんで運命を知り更に絞り、顔のパーツを観る 此処までで其の人一代の運命鑑定が終わった訳だ。骨格相法から一代の運命鑑定が済んだら次は当面の運命鑑定に入る。当面の運命鑑定とは、現在起こっている問題はどの様な事柄か、誰が関わっているか、結末はどうなるかですね。こういった当面の運命は気色相法といって、気色・血色・神動線・画相など顔に現れる画(絵)や部位と部位を繋ぐ線の意味を知り判断するというものになります 血色は顔の色で、赤・青・白・黒・紅・朦色や混ざった混合色など色々です 人相見はこの様に神気、雰囲気、骨格、気血色、画相などを観て、一代の運命鑑定と当面の運命判断をしています 面白いでしょう。 此処までくるとおもしろくてやめれんよ笑