神異賦115脚背に肉無き事・胸上に毛を生ずること

『脚背に肉無きは、必ず孤貧を主る』 脚背に肉が無くて、骨立つ人は、孤独で貧乏な運命である。 脚背は向こう脛の事だ 向こう脛が痩せて骨張っている人は、弧貧であるというておるのです 弧は身内・子供に縁薄い事で、貧は貧乏の意。 苦楽は手足に観るですから、此処でいうのは脛から下が痩せて骨張って、貧弱な相を指しています。 足は体の三停でいえば、下停です 下停は晩年に当たりますので、晩年が寂しい運命という事になります 因みに、頭は上停(初年)・胴体は中停(中年)・足は下停(晩年)、顔の三停は、生え際から眉迄が上停・眉から鼻の先迄が中停・鼻の先から顎の先迄を下停とします 顔の三停も上停 中停 下停、初年 中年 晩年の配置は同じです

『胸上に毛を生ずるは、性寛大に非ず』 胸毛が多い人は、見かけほどは寛大では有りません。 胸毛が密生していると、豪気で太っ腹の様に見える事が有りますが、実際はあまり度量は有りません。 実は、神経質で狭量な者であります 逆に、密生しているのでは無くて、大きい毛がバラバラと少し生えている様な人は、男らしくて太っ腹な人物です。 胸毛や体の黒子、腹回り・背中と腰回りの血色・濛色などは、普段の鑑定では中々観る機会が有りませんので、(街頭で服脱いでくれとは言えない 街頭でなくても言わないが)自分は定期的に銭湯に行って観察しています。 最近はコロナで銭湯に行けておりませんが。 人相観に取ったら、腹回りや背中、腰回り等の濛色は病気判断等の鑑定に使うので研究はしないといけないお題です