神異賦143貧にして恒に難ある相・夭し更に災い多き相のこと

『貧にして恒に難あるは、只だ満面の悲容あるに因る』 貧乏でしょっちゅう難が有るのは、顔に憂いが有るである。 悲しい事も無いのに、何時も悲しそうな顔をしている人の事です 表情・顔は、運命を招くのですから、此の愁い顔の人というのは、しょっちゅう悲しい事が起こります。 貧乏で、災難やら何時も厄介な事が有って不幸せだといっておるのです 此れは注意せねばいけません 『心に愁い無くして眉は縮々、老いて弧単を見ん』と言って、悲しい顔をしていると、自然に悲しい・寂しい運命に成って行くのです。 それ程でなくとも、何かの拍子に癖の様にチラッと愁い顔を覗かせる人も運命の一面に、必ず愁いを含んでいます。 此の人は、健康の事であったり、結婚生活であったり、何かしら心に深く愁う所が必ずあるのです 昔から『笑う門には福来る』と言いますが、此れは本当の事です。 特に人相術では重要な事柄なのですよ 

『夭し更に災い多きは、蓋し謂うに山根薄削なればなり』 短命で、その上に災いが多いのは、山根が薄く削れているからです。 夭とは夭相のことで、若死にの事を言います 八相のひとつですね。 多災は色々と苦労が多くてその上、災難も有るだろうという事です 山根は、顔面十三部位のひとつで目と目の間の部位です 此の山根は、病気・災難・家庭の吉凶を観る急所です 此の山根が削った様に薄い人は、苦労して結局若死にすると言うております。 山根は健康を観ますから(小人形では胴体及び五臓六腑の内臓部位)此処の相が弱い人はどうも身体が弱い傾向です  亦た、気が小さくて心配性である 山根の色・艶の良し悪しにも注意が必要です 山根の色が悪ければ現在、病気が有る証拠となりましょう