神異賦34常に疾厄に遇う・頻りに吉祥に遇う

『常に疾厄に遇ふは、只だ根上の昏沈なるに因れり』 いつも疾厄に遇うのは、疾厄宮に暗い濁った色が有るからです。 疾厄宮は、顔面十二宮のひとつで病気・災難・家庭の事が現れる部位で、両目の間の窪んだ所であり、山根サンコンをいう 根上とは、山根の上にという意味ですね しょちゅう病気をしたり、災難に遭うのは此の山根部位に暗く、沈んだ血色が有るからです。 疾厄宮は、眉間と共に病気と災難を観る急所ですから、此処に赤色・青色・黒色・蒙色、その他の変わった気色が現れるのは、急病や災難に遭う前兆であります。 こういう人は大抵、耳の色も暗く濁っております 因みに、『耳の白きこと面に過ぐるは、朝野に聞名あり』や、『耳の白きこと面に過ぐるは善士の封あり』といいまして、耳の色は白きことが良いのです

『頻りに吉祥に遇ふは、蓋し謂ふに福堂の潤澤有ればなり』 頻りに吉祥に遇うとは、しょっちゅう良いことが有るという意味ですね。 これは、福堂に美しい色が有るからである。 福堂とは、眉の上から眉尻の上側全体をいいます 此処の色が明るくて、潤いが有る人は度々喜び事が有る・良い事が有るといった幸運の人です この様に運が良い時は決まって、耳の色も綺麗です 福堂は字の通りで福の神の居られる場所ですから、綺麗でないといけません 福堂は金銭・音信を観る部位 運が良い時は耳の色も綺麗なのは、耳は健康・金銭・愛情に関することも良いでしょう 山根・耳の色が暗く濁った色が現れるのは、急病や災難に遭う前兆ですから注意が必要です 福堂が綺麗な色・美色であれば、良い事がちょくちょく起こりますし、福堂はお金の部位なので、此処の相が良い時などは宝くじを買ってみるのも良いでしょう