神異賦68山林骨と金城骨のこと

『山林骨の起れるは、終に神仙とならむ』 山林骨が高く起こる人は、仙人の相です。 山林骨というのは、額の角・辺地から眉尻にかけてムックリと起きます 辺地と眉尻との中程に山林という部位が有ります。 此処の骨が隆起していることである 此の事を山林が立つともいいます 此の山林という部位には、摩訶不思議の事も現れます。 山林が立ってきますと、霊感や通力が備わってきます 此処では、俗を離れて仙人になる相だといっておるのですね。 山林骨の起これるは終には神仙とならんですから仙人の相なのです もうひとつ、鶴形にして亀息というのも仙人の相で、易者・人相観であれば、鶴形にして亀息の相は第一級の占い師です 勿の論、仙人として第一級品なのは言うまでもありません

『金城骨の分かるゝは、限に将相に登らむ』 金城骨は、印堂の上部から生え際に向かって走る骨の事です。 此処では、盛り上がった骨気が、印堂の当たりから三本か五本分かれて生え際に向かっている事をいっておるのです。怒気を含んだ様に、額が凸凹になってしまいますが、此の相は大将・王者の相なのです 骨気とは、潜んだ骨の気配の事で、堅くて盛り上がって現れます