神異賦84貌、金叟鉄の如きと色、祥雲の若きの事

『貌、金叟鉄の如きは、運気屯壇せむ』 顔が鉄の様に潤いが無い人は、滞運の人である。 ソウテツは、磨いていないザラザラした鉄の事だ 潤いが無い事の例えです 運気頓挫し、悩みも多い相であります。 シットリ潤いが出るにしたがって運が開いてきますので、バタバタせず希望を持って、その時が来るのを待つのが賢明でありましょう 気血色観て潤いが無いというのは何色であっても全部駄目です 潤い有るのは、美色だけである 

『色、祥雲の若きは、前提亨りて泰し』 顔に明るい色が湧いて来ますと、運気開け、物事が通達致します。 皮膚の下に潜んでいた気色が、時を得て勢い良く表に現れたものであります 祥雲といいますのは、綺麗な雲が湧き出た様子です。 こうなりますと俄然、運気勢いが増し開けてきます 何事も必ず嬉しい結果を見るのです。 此の美色、未だ皮膚の内に有って、これから表に出ようとする時は、表の色と重なって汚く見えますから見間違いしない様にしなければなりません。 始めは、少し暗く見えて、次に黄色く汚れた様に成って、段々と明るい色になってきます 此の間、半月位かかりましょう 此処では、気色も血色も皮膚の内に有る色が表に出るという事を知っておく必要があるのです