人相術では、特に『神気シンキ』を重要視する。 街頭に居ても鑑定する際、先づ観るのが此の神気という訳だ 少し神気に付いて説明しますと、神も気も其の人全体の生命力の事で、此の生命
力の強さは眼光に現れます。 此れを眼神ガンシンと言い、顔に現れた生命力を面神メンシン、体に現れた生命力を体神タイシンと言っています。此の神気は当然、清濁・正邪・強弱・善悪が有
り、これにより人物と、器の大きい小さいが観て取れます。 此の眼神・面神・体神と、眼相視瞻(眼付き 目遣い)と佇まいの全体から来る『気』の事を雰囲気と言うておるのです 神が弱す
ぎると、生命力無く、死相ともなりますし、強すぎる眼光は険の有る眼となり狼毒有る眼相となります。 気が濁り、神が枯れる相(破敗相)は生命力無く人生諦めた相という形で現れますし、
神も気も清く骨格も抜きん出た人は遠く雲路を超える程の出世をします 最初に書きました、死相のひとつでは、両目に神無い(生命力無い)は、眼に力無い相でもう寿命が迫っている相です。
此の生命力は、清い人・濁ってる人・正しい人・邪悪な人・生命力強い人弱い人・善い人・悪い人・器の大きい人・小さい人かざっくりと判断することが出来ます。 故に、人相鑑定する時は
必ず先に此の神気に注意するのがやり方です そしてもうひとつ、最初に神気を観る理由ですが、神気が弱いと災難に遭い易くなりますから、此処で運命の急変は無いかを判断する訳です。
事件・事故・怪我・病気に合わないかどうかを観るのです 此の段階で、災難相 剣難相 水難相 火難相 強盗相 盗難相 死相は現れていないかを判断します 此れ等の相が現れていなけれ
ば、通常の人相運命鑑定に入る訳です。 運命に急変有る上記の相が有れば、必ず詳しく観て危険回避を伝えるのも人相観の重要な仕事のひとつと言えましょう 小則救人危難ですからね 此の
様に少し書いただけでも神気の重要さが解かると思います 神気については、人相術の古典・神異賦に多く出て来ますのでよくよく、勉強することです 最後に観るのは、最初来た時の神気
(雰囲気)と、鑑定が終わって帰るその後ろ姿です 其の後ろ姿と神気(雰囲気)を観ていますと、元気出たのか全く聞く耳持っていなかったのか直ぐ分かるわけです。