『気青く正面に横たはるを、喚んで行屍と作す』 青気が正面に横たわると、死相である。 正面とは、額と顴骨のふたつが有ります 此処で言う正面とは、眼下の顴骨の事を言っておるのです 左右の眼の下を青い気色が横に引く相です こうなりますと、もう助かりません。 屍が歩いているのと同じであると言っています 死んだと同じ事です 死相も神異賦には幾つか出て来ます 死生の期を訣するは、気色に逃るゝ無し ですから、人の生きるも死ぬも、人相術の気色の範囲を出ません。 因みに、人の運命の範囲も此の神異賦の範囲を出ません 人相術を学ぶ人は、何をおいても先ず、最初に神異賦をやらなければならない理由が此処に有るのです
『色黒く耳前に縦ゆくは、名づけて奪命となす』 黒色が耳の前に出ると、死相です。 耳の前、鬢の所は命門という部位で、此処に黒い気色が縦にボーッと流れる相です 此の相の事を奪命と言いますから、文字通りで助からんというておるのです ああ、 ナンマンダブ ナンマンダブ