神異賦174肉地に浮濁有る・骨格に精神有ること

『肉地に浮濁有るは、肥えたえるも何ぞ誇るに足らん』 肥えていても肉が浮いて濁っている人は、一生発達しません。 一見肥えて立派に見えても、ブタブタと締まりが無く肉が浮いて、肉の色も濁っている人の事を言っています。 肉が浮くというのは、ふやけたようにブクブクとした肉付きの事です 濁るとは潤いの無い色の事ですね 汚いのは論外です。 此の様に、ふやけた様に肥えている人は一見、立派に見えても取るに足らんと言っております。 此の相の者は一生発達(発展)しませんし、親の財産も無くしましょう 肉が濁り気が濁っているのですから、気濁り神枯るゝは、必ず是れ貧窮の漢の人と似たようなもんです。 肥えて体が厚い様に見えても、だらしなく肥えているのはいけません。 締まり有る堅太りが良いのです 神も気も其の人全体の生命力です 気が濁るのは、駄目です 神気にも、清濁・正邪・強弱・善悪が有って、此れによりその人の器の大きい小さい等を判断します。 神気が清く、骨格が立派な人は遠く雲路に超ゆといって、大出世する相です 肉地に浮濁有る人は此れの反対の相という事です 出世しません

『骨格に精神有れば、痩せたりとも亦た取るべし』 痩せていても、骨肉に締まりが有る人は成功します。 福相は商売をやるには、なくてはならない福分の事で、骨格も自然に体厚しでゆったりして肥えているのがよろしいのです。 骨格・体つき(顔と体・人相全般)、精神が有るというのは、神気が引き締まって肉に潤いが有るという意味ですから、此処で言っているのは、痩せていても引き締まって、勢いが有る人は発展すると言っておるのです 立身出世の発達相です。取るべしとは、良い相として取り上げなさいという意味ですね