神異賦35鼻準の尖ると涙堂のこと

『鼻準の尖り垂るゝと、人中の平満なるとは、嗣続を刑することこれ逃れ難く』 鼻準はビセツといいます 鼻の先が尖って垂れていて、人中の溝が無い人は、子供運が悪い人である。 人中は鼻の下の立て溝の事ですね 鼻の先は準頭セットウともいいます 此の準頭が尖って、下がるのは横から観ればハッキリ判ります そして、人中の溝がほとんど無くて平な相は子運が有りません。 子供が居ない、跡取りが居ない、育たない等で何れにしても子供運が悪いです 人中は跡取りの子供と水に関係する事を観る部位です 

『涙堂の深く陥ると、蠧肉の横生するとは、児孫を尅すること之れ類なし』 涙堂が深く窪んで、蠧肉トジクの有る人は、子供運が最悪である。 涙堂は眼の下の骨の無い所です 此処の肉が緩んで、色が悪くて落ち込んでいる人も子運が有りません 蠧肉トジクとは、ミミズ腫れの様にブヨブヨした肉に意味です。 涙堂に此れが有るは勿の論、顔の何処に有っても子供運に障りが有ります 人中の平な相ひとつでも子運が悪いのに、人中の平満と蠧肉の両方の相が揃った人は他に比べようもない程、子供運が悪いという事です 涙堂は十二宮でいう男女宮で男児・女児、子供の事を観る部位です 此処の相が悪いのは子供運が悪いのです