如図頤に筋廻りたる者のこと。 法令線Bの如きは運が開いた人です 亦た少し
Bの様になる気配有る法令の相は是よりオイオイ運が開く人である
亦た深く線廻りて其の筋に勢いが無く、頤(顎)の辺り淋しく見ゆる者は
一度運が開いて、當時衰え有る人である。 此処で伝えたいことは線の事などではなく、
『頤の邊淋しく見ゆる』の部分であります 人相術判断は、字に書けば淋しく見ゆるなどの
感覚で観る判断が多く、眼で観える有形(骨格や線)ばかりでなく感覚で観て判断する
無形のところが多いのが特徴です 身体の周りの『気』もそうですし、律気・呂気
神気 気色 血色 神導線・画相などは無形のところの代表格です 亦た大事なのは、
其の気血色や線の『気配』を読むことが人相術判断の上手下手の境目ですから
『感覚で観る』ことを覚えないといけません 人相観は特別な力を使っているのではなく、
『感覚で観るということ』が上手く調整されているのです 初見でパッと観て神気が
明るい 暗い 賑やか 寂しい、 清濁・正邪・善悪・強弱は感覚の調整が出来て
いなければパッと観て判断付きません 人相術運命鑑定はここから始まりますから
此の【感覚の調整】は人相術運命鑑定家にとって最初の必須スキルである