人相術

人相術紹介

人相術は顔の一部位やパ-ツだけを見て判断するものではありません。頭の天辺から足の先まで全体を観て判断します。眼相・歩相・声相・座相・食べ方・陰相・陽相・雰囲気・律気・呂気など

その人全体を観て運命判断をするものです。人相術はその人一代の運命を看る骨格相法と、当面の運勢を看る気血色相法があり、まず骨格相法で運命を大きく掴み、その後絞り込んで観ていきま

す。一代の運命を見切った後に当面の運勢を看るのが気血色相法と言うことです。顔に現れた気色・血色・神導線・画相から今起こっている問題と結末を読み取ります。また人相術は自分ひとり

の事だけでなく、父母・祖父母・兄弟姉妹との縁の厚薄が現れます。自分以外の周囲の人の画相や気線などが現われます。 恋愛・結婚・愛情問題など相手との関係判断も得意分野で、部位の血

色や画相(絵)で相手がどう思っているかなど非常によく判ります。 相手の顔の絵(画相)が正中線の方を向いているならあなたの事を思っていますし、外を向いていれば気が無いと判断でき

ます。人相術は顔や顔の一部位を観て性格がどうとか判断するのではなく、其の人の運命を鑑定する術です。 性格や環境は運命への影響は小さく、遅かれ早かれ其の相(人相)の通りの運命に

成るという事です。 人は観たままの性分であり、観たままの問題があり、観た通りの結果・結末があります 故に人は観た通りの運命であるという意味です 神気シンキとは生命力と考えてよ

ろしいのです 人相術ではこの神気を重要視します 神は眼に一番現れる。神の清濁・強弱・善悪・正邪ですね 気は神があふれ出たものです 生命力・神は眼に現れるこれを眼神、顔に現れた

ものを面神、身体に現れたものを体神といっています。 眼神・面神・体神、そして視瞻シセン(眼付き・眼づかい)と全体の佇まいから来る気を『雰囲気』と言っています 清濁を中心に識別

判断していくのです 神が弱すぎるのは死相ともなりかねず、これではいけません。眼光は弱すぎるのもいけませんが、反対に強すぎる眼光は険有る眼相でこれまた注意しなければいけない相と

なります。 人相術は神気と眼の相が一番重要です 眼の奥を観れば其の人自身が現れており、どんな心持ちなのかどんな人物かハッキリと現れます 心は相の先に有り、相は心の後に有るので

すから、相は(見た目)心が形になったものですので、観た通りの人物であり、観たままの運命であるという意味なのです 故に人は観かけに因るのです。人相術に於ける開運法とは凶ずい相

(凶ずい運命)を断ち、吉に変えよ(吉い運命に変えよ)という事です。 人相術でいう信仰とは先祖のお祭りであり、父母への感謝、それをしっかりやっている上での神仏祈願ということにな

ります。 先祖への感謝・先祖供養、父母への感謝・神仏祈願この三点はセットですからしっかりやっておれば開運します 上三代・下三代は運命の影響が大きいのです。 家運と家系の因縁と

向き合う必要があります。 それに因り、陰相・陽相の相が観て取れます 成功・発展運の陽相は先祖の余徳のお陰で幸せなのですから感謝ですね 苦労多い運命の陰相は先祖の不義理ですから

回向などをお勧めしています。 人相術運命鑑定は本人だけのことではなく、先祖・父母・自分、自分の子供・孫まで関係しており影響がありますから、今生での生き方が下の子や孫に陰相・陽

相という形(人相)で運命の吉凶が現れるのです。 先づ、本人を観れば先祖がどんな生き方をした人か察しがつきましょう  

 

人相術で何が判るか

人相は本人に関する吉凶一切が現れます


神相・心相、どちらもシンソウですが、思っている事は当然として、本人が思っていない事も人相に現れます。その人一代の運命と当面の運勢、家運・父母との縁・兄弟姉妹との縁・健康状態・

恋愛・結婚・愛情問題・仕事運・金運・子供運・成功するかしないか・災難の有無・日常の出来事・失せ物・探し人、富貴貧賤寿夭窮通、これらはみな人相術で判ります。 人相術鑑定は自分の

運命や当面の運勢だけでなく、本人に関する周囲の人の運命や健康状態、心の有り方と運命も適職も判断することができます。 顔には父母・祖父母・会社の上司・部下・友人・恋人など凡そ本

人に関係する人物や物・風景が画相(絵)で現れますから本人以外の事も判断出来るのが特徴です。 例えば会社の上司の画相が官禄宮に顕れてニコニコ笑顔であれば上司との関係は良いとい判

断しますし、父母が横になって青い顔をしていれば病気や具合悪いと判断できます 彼・彼女も画相で現れる どんな顔躰・骨格の相しているかを観て運命や性分、適職や相性まで見切ることが

できるのです。 結婚していれば配偶者の顔・姿も現れますし仲が良いかコミニケション取れてない淋しい関係になっているとかは目尻の血色や画相で判断つきます。 流年といって、何歳の時

に結婚したとか、離婚したとか人生の区切りなどは能く顔に現れます 例えば24歳の秋に結婚したなど、年齢はもちろんのこと、其の季節まで看破します その他 水難・火難・盗難・剣難な

ど七難の災難相も顔に現れます。 此処で一番知って戴きたい事は、人相術運命鑑定は本人の事だけでなく本人以外の周囲の人達の関係や運命の事も本人の顔に相が現われるということです。人

相術に於ける開運法は先祖供養と神仏祈願が基本ですが、先づ父母への感謝の心が第一です 父母への心持ちとして怒りや寂しい心をしていれば眼の相は怒りや寂しい眼相になります それでは

ご自身が幸せではありません 水に流して許し、感謝の心へ振り替えれば相が明るくなるのです。 人は観たままの性分であり、観たままの問題があり、観た通りの結果があります 故に人は観

た通りの運命なんです 性格や環境などは運命への影響は少ない。なぜなら、性格や環境がどうであれ、遅かれ早かれ其の相(人相)の運命の通りに成るのだから。凶ずい相(凶ずい運命)は断

ち、吉い相(吉い運命)に変えよというのはこういう意味があるのです 

八相・八面・三質・五行・五指

人相鑑定する上でとても実用的な判断法です


八相は貴相・威相・福相・寿相、悪相・貧相・孤相・夭相で、骨格というよりも雰囲気を掴みます。現在、貴相や威相などの場合、運気強く順調であると判断しますし、現在の相が貧相や弧相で

あれば停滞運で運に勢いが無い事を相は伝えてきています。 ハ面は男面・女面・童面・老面・隠者面・妾面・若衆面・遊女面で一見してその特徴を掴み取る。男面は女性を観る時の相法で、女

性の中にどれほど男性性が含まれているかを観るものです 男面は家庭の男が二人いるようなもので、夫とぶつかり合い家庭生活が上手く行きません。仕事に生きる方が幸せな生き方かもしれま

せん。三質は筋骨質・心性質・栄養質で、体質を三つに分けたものです。別名、筋骨型・痩せ型・肥満型、意志型・思索型・愛情型、骨型・神経型・肉型、意志型・知覚型・本能型ともいわれま

す。筋骨質は何度失敗しても何度でも立ち向かうので、三質の中では最も成功に近い質といわれます。 然し女性で筋骨質が強くなり過ぎると男面となりますので家庭生活が上手く行かなくなる

でしょう。 男面とは生き別れ・死に別れ問わず後家相ということです。 五行は木形・火形・土形・金形・水形で、顔は元より身体全体の相を観てどの五行に当てはまるかを観ます。五行の識

別判断は非常に実用的です 特に職業選び・適職判断に力を発揮します。 五指ゴシは指紋です指紋の巻きや流れなどの陰陽により易の卦に変換して運命を読み取る方法です 

基本は神異賦

人相術運命鑑定をする上で、学んでおかなければならないのが神異賦シンイフという人相術の古典です。神異賦は人相術の根本であり、奥伝ですから覚えなければなりません。

私が学んだ天童観相塾では必修古典です。神異賦に『富貴貧賤の見方はこの神異賦の範囲を出ない』とありますから人相術を学ぶ上では欠かせません

私自身の鑑定方針は神異賦が元になっています『小則救人危難・大則活人性命』・『遇吉則推・逢凶可断』 『小なれば人の危難を救い・大なれば其の性命を活かす』、

『吉い運命は更に伸ばし・凶ずい運命は断ち、吉に変えよ』です。 ひとつの相にはひとつの運命がある 性格や環境はどうであれ、遅かれ早かれ其の相の通りの運命に成るということ。

神異賦にある相の運命の行先きを悟る必要があります それ故、運命判断とアドバイスが出来ようというものだ 此れを知らずして運命鑑定は出来ません。 神異賦には代表的な運命と相が

書かれています 櫻井大路先生は運命鑑定は神異賦だけで十分だと言っておられます 其れくらい重要なものだということです 骨格のことも気血色のことも神のことも気のことも、

凡そ人相術運命鑑定に必要なことはみな書いてあります 相とその運命の行先きを考えれば、神異賦の相ひとつ一つが隙間なくぴったりと隣り合わせになっており、全体で大きな運命の世界が

あることに気が付くのです。 太塚覚龍観相塾でも天童観相塾同様、人相術古典・神異賦は必修科目です