神異賦232眼光酔へるが如き相と媚靨漸生ずる相の事

『眼光酔へるが如きは、桑中の約は窮り無し』 酒に酔った様な眼の女性は、淫乱である。 酔へるが如き眼光は此れ酔眼スイガン。 酒を飲んでる訳でも無いのに、ボーッとしてると言いますか、うっとりと言いますか、それでいてしっかり見ようとしている様な表情の眼の相です 此の眼を人相術では酔眼と言っています。 桑中の約は窮りなしですから、桑畑で男と密会・密通した際、貴方だけよと言った約束の意ですが、窮り無しであっちこっちの男に貴方だけよと言っとります。 此の相の人は、要は尻軽で淫乱であると言うております 酔眼の人は、男女共にあまり長生きしない相だ 大抵短命です 

『媚靨漸生ずるは、月下の期定め難し』 エクボが微かに出る女性も恋愛に忙しい人。 媚靨ビヨウは、口の左右の頬に現れるエクボのことです 此のエクボが有るか無いか分からないくらい微かに見え隠れする様に現れる事です。 此の女性も男問題が絶えません 月下之期とは、仲人との約束・取り決めのことですが、定め難しでありますから、こんな約束有って無いようなものです こんな約束なんか知らんという訳で浮気します 前に書きました酔眼でおまけに微かにエクボの女性は、もう決定版ですね笑 此れ等の相はけっこう多いです。 こういう色情の事を観る相法を人相術では刀巴心青トウハシンセイと言っています。 刀巴心青も部位や気色を研究しますと面白いのですが、此の話はまたの機会に致しましょう