『開運』を考える

『開運相』

 

先づ、イの一番に此れを挙げないと始まらないという最上級(悪いところが無いという意味の相)の相を

 

挙げておくこととする。 此れは自分の中での基準の相という位置づけだ 相を観て、此の相から遠く外れるほど、

 

相(運命としては凶ずくなる)としては悪くなる 最上級モデルは【上分の相】である。 上分の相は面オモテ豊かにして皮厚く、

 

肉締まり、三停六府豊かにして長短無く、眼耳鼻供に豊かにして正しく、眉高く目を過ぐる 人中豊かにして口開かず、

 

音聲臍下より出て自ら清く、歩行正しくして自然と静かなり 如是揃うは上分の人と知るべし 

 

又、貴人 高位 或は威相 徳有る人 皆な如之。(南北相法より)

 

人相術古典・神異賦を学んだ人は分かるが、面豊かにして(肉付き良く)皮厚く肉に締まり有るは神気強く、生命力が強いのです

 

から活躍が出来ます 三停六府豊かにして長短無くは顔の肉付き良く、釣り合いが取れて相に力が有り、天倉地庫上から下まで

 

連なってしっかりして力が有り豊かな相は財運が強く福分が厚い相である。 眼耳鼻供に豊かにして正しくとは、耳堅く鼻天を貫き

 

小鼻怒る相を云うこれも財運強く生命力の強いことを言っている。 眉の高さは徳を表し、眼よりも長く美しい眉は眼を飾る輔采ある

 

相は栄え有りて天府に登るのです 人中に肉有り豊かで削げていたり障りなく(家系存続跡取りに問題が無い)、

 

そして、口開かずとは神気(生命力)が漏れていない事を現わしている。音聲臍下より出て自ら清くとは、丹田より出る声で腹式呼吸

 

が出来ている声で、此処で云う清くとはイヤミの無い声のことを言っている 歩行正しく自然と静かなのは龍行の事である(貴人の歩相)

 

此の相揃うは必ず上分の人である 貴人 位の高い人 威相有る人 徳有る人は皆な此の相であると言っておるのです。 

 

此れを踏まえた上で、八相の発達相・陽相の研究をする事で開運の相 立身出世相と開運の急所は何かが掴めるのです

 

反対の運の開かない陰相・破敗相、家系の因縁と運を悪くしている元の原因は何かを観相し、其の凶を断ち吉に変えるのが

 

人相術運命鑑定なのだから開運の法と凶を吉に変える法のふたつを研究する必要がある。 陰相は置いといて暫くは、

 

人相術でどうすれば開運出来るかを書いていくこととする 前回の相は心に随うということは開運に取ってとても重要な事柄なのである