人は必ず家運の中に生まれる

皆な、人相鑑定は自分自身の顔だけで運命が完結しとると思っとらんかのう。いやいや、考えてみてくれ。人は必ず家運(家の栄枯盛衰)の中に生まれるということを。自分の運命は自分だけのことではないということだ。これは街頭で運命鑑定をしていれば判ることである 自分に人相術を教えてくれた先生は偉い先生だから、こういうところまで判るのだよ そんじょそこいらの先生とは一味も二味もちがうのう 普通はこういうところは判らんよ。さて、運命は自分独りで完結してはおらんというのは、自分・父母・祖父母の三代ひと区切りで看ていくという事をするからである。先ず、自分が生まれた時、家運はどうであったかは重要な事柄である。家運・家の栄枯盛衰であるが、家が栄えている、右肩上がりで勢いの有る時の生まれは相にも勢いがあり、調和した相と運命に生まれるのである。家運に勢いの有る中に生まれるのであるから、自分自身の運も強いし、育つ環境にも恵まれる。一方、家運傾き、家の運命が衰運期の生まれや、自身が生まれた直ぐ位に両親が離婚していたりすると、弱い家運の中の生まれとなり、顔や身体の歪みがあったり不調和の相になる事があり、顔・身体の歪みはそのまま運命の歪みとなり、苦労の多い運命となる事が多い。『部位偏虧、有終身之苦労』は家運衰退期の生まれの代表格の相 一方、『形容俊雅、終作高賢』や『龍顔鳳頸、女人必配君王』などは家運隆盛・勢い有る時の生まれの代表格の相である。何れにしても、生んでくれた両親と命を繋ぎ、命を運んでこれた先祖様に感謝して生きる事だ。 『命を運ぶ』故に、運命である。なんて、自分の人相の先生はうまい事おっしゃるのう。やはり、ただ者ではない。