神異賦と八相④

『神異賦と八相・寿相に準ずる相』

 

寿相は相対して相者の心豊かにして安し、又その体すこやかにして物事に臆せざるがごとくに思へり、たとえば小舟に居て大船の渡るを見るがごとし、

 

この人必ず寿相なり。 (南北相法より) 寿相は長命・長生きの相ですが、長命の相は骨格が整ってしっかりしていることと、神気(生命力)が強い

 

事が条件です。 神気は眼神、面神、体神の三つがありこれら三つ合わせて全体の神気のことを言っています 眼光に力が有るのいうのは眼神が強い

 

神気の強さは眼神・眼光に一番現れます 眼神が強いとは生命力が強いとういう意味になるのです。 そして眼神・面神・体神の全体の神気が強いとは

 

相全体に力が有るということになります 相に力が有るとは神気が強いという意味です。 寿相は長生きの相ですが寿相の条件は第一に神気が強く無ければ

 

いけません。 反対に神気(神)が弱い、弱すぎる相は若死にの夭相となります 此処からは神異賦から寿相に準ずる相を挙げていきます

 

1.相中訣法、寿夭最難、不独人中惟神是定 2.双絛項下、遇休咎而愈見康強 3.凡骨頂中、有疾厄而終無艱険 4.人中長 5.鼻梁高

 

6.耳有毫毛、定是長生之客 7.声丹田縦出、有福也亨遐齢 8.骨従脳後横生、発財且増長寿 9.眉稜起骨、縦有寿而弧刑 10.平生小疾、皆因月孛光隆

 

11.到老無災、大抵年寿潤沢 12.行不動身、積財有寿 13.耳根高骨、名曰寿堂 14.骨格精神、痩亦可取 15.色緊肉実、可養無虞

 

16.四瀆清明、終生福気 17.頭面寛厚、 18.鶴形亀息、洞賓遇僊得遷 19.山林骨起、終作神仙  

 

1番の相中訣法、寿夭最難とは人相術判断の中でも、寿命判断が最も難しいと言っておるのです 具体的に何歳で亡くなるとかいつまでだとかいうことです。

 

長生きの相は神気が強いことと、皮膚が厚いこと、どこか余裕が有る相をしています。 反対に面皮虚薄などの顔の皮膚が薄く突っ張った様な相は夭相と判断する

 

此の様な相の人は神気も弱いのです