神異賦を考える

今回は『自ら力めて美を済す、世間の為にせず。』を考えてみる

【本心で、自力で努力して美を為しなさい、世間体の為に生きないように】

自力です。 「 美を済(ナ)せ」と言うております  これは、正しく生きよ ということです。 「美」とは真善美のことである

 

「人に見せる為や世間体で生きてはならん」とも言うておるのです 

人の評価を期待したり気にして、世間体で生きたところで何にもなりません まして、運命が良くなるはずもないです。  本心で生きよ、本音で努力せよと言っておるのですね

要は、ええ格好するな、カッコつけるなよ、怠けるな、という事ですよね。 正しく、本音で生きよと言っておるのです  本音で生きることは、素直に生きることです。 

運命は思いによって造られるのだから、正しく本音で生きる(素直にお生きる)人は幸せである。(幸せになる)  亦た、来世も幸せに生まれる

 

神異賦は人相術の古典である。  只だ、人の相を書き記したというだけではありません  神異賦を読み込んでいきますと、人とは何か、運命とは何かが見えてきます。  

そして、神異賦に書いてあることは人としてどう生きれば良いのかも教えてくれています。 今回書いてみました、本音で生きよ、本心で正しく生きよというのも教えてくれます。

真善美とは人が生きる上での最高の境地ですが、この様に行先もしっかり教えてくれています。 開運なんて話ではなくて、根本的な人の生き方のことですね。 開運なんて考えなくても、

この通りに生きればそれで良いのです。 自分が考えているのは、ただ単に人相術鑑定する為の神異賦ではなくて、運命とは何か、人とは何か、更には生き方さえ教えてくれている物であると

見ています。 故に、鑑定の時だけ神異賦という事ではなしに、普段から神異賦に書かれていることを実践することこそ大切なんじゃないかと気がつきました。