神異賦103貴人の相を観る・朝士の形を察する事

『貴人の相を観るは、ただ一途に非ず』 貴人の相は一通りではありません』 貴相はあれこれと細かい所を観て決めるものではないのです。 当然、人相も一通りでは有りません 貴相と言っても色々有りますから、よく全体を観て識別し判断する必要が有るのです。 貴相の人物に相対すると、『貴き神仏の社堂に入るが如し』となり、自然に頭が下がるのです それが貴相である 人相術は骨格相法と気色相法の二通りがあり、骨格から判断する場合、細かい所を観てあれこれ言ったり、何と何が何割混ざってるなどとごちゃごちゃ言っていては判断付きません。パッと観て、ポンッと即答判断するのがコツである。 此の間、約一秒かニ秒だ 五秒なんて観過ぎですねこんなに観てたら時間有りすぎて眠くなる 五秒以上観たって答えは変わりません 此れ以上みて答えが出ないのは、体・用・出来ないだけである(体は骨格・気色を観察し識別する 用はその骨格や気血色の意味を判断すること) 気色から判断する場合は反対で、其の気色・血色をよく観て、よく観て、また、よく観るのがコツとなります。 南北先生は、眼で見て青、心でも青と思ったら、青で取って間違い無いと言っておられます 流石は南北先生。 実践鑑定家しか言えない事ですね 自分も街頭実地人相鑑定では其のとおりにやっています 

『朝士の形を察するは、必ず四大を俱にす』 朝士の相は、顔だけでは無くて、全体を観なければなりません。 朝士とは、朝廷に仕える侍の事ですから、身分の高い人の意 四大とは、頭・胴・手・足・のことです。 四大(全体)をよく観て判断せよと言っておる訳です 人相は、貴賤に関わらず、全体の神気・雰囲気を掴む事が何より重要なのです。 細かい事に拘わって、大局を観れない様では判断を間違います。 手相も同じ事です 細かい線を気にしてる人がおりますが、そんなに気にする必要は有りません。 もっと大きく大局を観てから、線も大事な線と雑線を見分けてパッパッっと判断すればいいのです 天眼鏡で一生懸命観ないと観えない様な線など、逐一全部観たからと言って的確な判断が出来るという訳ではないので、物の言い方・伝え方も急所を掴んで要点を言えばそれで宜しい なんじゃかんじゃ色々言って、言ってる自分も聴いとるお客さんも訳わからんくなるのでは、どうしようも無いからのお