神異賦104腰円く背厚きこと・骨聳え神の清い事

『腰円く背厚きは、方に玉帯朝衣を保つ』 腰が肥えて円く、肩から背に肉が厚い人は、必ず立身出世します。 此れは富貴の相である 肩から背中にかけてゆったりと肉付きが豊かで、腹から腰にかけても肉付き円満な人は、富貴の相だ。 玉帯朝衣(ギョクタイチョウエ)を保つとは、身分が高くなるという意味ですね 身体全体が厚くて重厚でゆったりしています 『富者自然に体厚し』ですから、勿の論、財運も盛んな相です お金や親からの財が有ろうと、痩せの部位の偏虧せる者は貧乏であるし、本当の福相でない者は財産を減らさない様に戦々恐々としている 此れは福相では無い

『骨聳え神の清きは、定めて威権有り忠節なるを主る』 骨格が際立って立派で、神が清い人は、威権が有って忠節の人である。 骨格とは、人相全般の事です 聳えるというのは、厳しくて立派な事をいいます。 人相に威厳が有って立派で、神が清い人は、必ず威権が有って、忠節有る大した人物だという意味です。 相が厳しくて神が清い相です 此の人は、正義を行い、非常に潔い人物です。 神が清いといいますのは、体全体・顔全体・それに、眼光が清く潔い事です 視瞻は平正、眼光には威厳が有って清いのです。 人相術では、『神』 『神気』を重要視します 神も気も其の人全体の生命力です 当然、生命力にも清濁・正邪・強弱・善悪などが有り、此処でいっている神が清いとは生命力自体(其の人自身)が清いと言っておるのです。 視瞻は平正とは、眼付きや、眼遣いの事で、おかしな眼付きや、眼遣いしていない、まっとうな良い眼相で有る事を言っています