神異賦128耳の白きこと面に過ぐると神の形に稱ふ相

『耳の白き事面に過ぐるは、朝野に聞名有り』 耳の色が顔より明るく白い人は、有名な人物である。 耳は大きい小さいやそういう形も大切では有りますが、それ以上に色が重要です 色が濁っていますと、現在は停滞運と観て間違い有りません。 耳の色は潤いが有って、白いというのが一番良いのです 此処で言っているのは、耳の色が顔の色より一際白くて綺麗な人の事をいうておるのです。此の人は、朝野(天下)に名が知れ渡っている、或は名が知れ渡ると言っているのです

『神の形に稱ふは、情懐舒暢なり』 神気がゆったりしている人は、心も伸びやかです。 神気 神も気も其の人全体の生命力です 生命力の強い弱いは眼に現れ、此れを眼神といいます。 顔に現れた生命力を面神、体に現れた生命力が体神です 此の眼神・面神・体神と、眼付き視瞻、佇まいから感じる気を雰囲気と言っておるのです。 勿論、神気にも清濁・正邪・強弱・善悪が有り、器の大きい小さいを観ていきます。 此の神気が伸び伸びしている人は、人物・心持ちも伸び伸びしております 此処で言うのは、形も(骨格も)神(生命力も)ゆったりしている相を言っています。 此の人は心持がゆったりしているというております 人相は、パッと観た時の第一印象が大切です。 性分も運命も此の時点で一掴みにするわけですね 後で詳しくどうだこうだ観た所で、其の範囲からは出ません