神異賦132地庫の光潤なると懸壁の色明らかの事

『地庫の光潤なるは、晩景愈々好くして安閑を得る』 地庫に光潤の色が有る人は、晩年はいよいよ幸福です。 地庫とは、三停の下停に有り、人相百三十部位の一つであります 顎の真ん中から耳の下の腮骨迄の中間の部位です 顎の両脇一体と思えば宜しい。 此の地庫に傷や黒子の障りが無く、その上、色が綺麗な人は晩年運がいよいよ良くて、安閑な暮らしが出来るという事です 地庫の相が良いのは、晩年運が良いという事です 顔の上停は初年・中停は中年・下停は晩年運を観る部位となる

『懸壁の色明らかならば、家宅に憂い莫く喜慶多し』 懸壁の色が綺麗な人は、家庭に憂いが莫いばかりか、喜び事が多いである。 懸壁は耳飾りの当たる所ですね 腮骨の上側部位 此の懸壁が綺麗な人は、家の中が明るくて喜びが絶えない人であると言うておるのです。 懸壁は疾厄と家庭の安否を観る所であるから、此処の色が良いのは喜び多い相ですが、懸壁の暗昏なるは、人亡び家敗る相ですね