神異賦157地閣の赤燥と奸門の白青の事

『地閣の赤燥は、定めて牛羊を損全』 地閣に乾いた赤色が有る人は、家畜を失います。 地閣とは、下顎である 赤燥は潤いの無い乾いた赤い色の事です 地閣に此の赤色が現れますと、牛や羊等の家畜が死んだり、盗まれたりすると言うておるのです。 下顎には、奴僕という部位が有りますから家畜は勿論のこと、使用人・部下についても気を付ける必要がありましょう そして此の相は火難の相でも有ります 地閣という部位は、土地や建物・住居に関する事を観る急所ですから、此処が艶の無い焦げた様に赤くなりますと火事に遭う事が有りますから注意してください

『奸門の白青は、禍有りて妻妾を侵す』 奸門に白青の気色が有る人は、配偶者か愛人に災いが有ります。 目尻を奸門カンモンと言い、此の奸門に青色が有ったり白色が有ったり、或は白色と青色の混合色が有ったりしますと、配偶者か愛情関係に有る人に災いが有ると言っています。 大体は、病気か災難です 少し部位の説明を書きます 女性は本人の右の奸門はご主人・左はご主人以外との関係です 若い人は左に恋愛関係が現れます 男性は左が奥さん・右は浮気とか恋愛関係です 今回の白青色も、右に出るか左に出るかで、判断が異なります 妻か妾に災いが有るといっています  気色でも血色でも色によって意味合いが違うのですが、それはまたの機会に書くこととしましょう