神異賦167道路に昏慘有る相・宮室に燥炎有る相の事

『道路に昏慘有れば、跌蹼の災有るを警む』 道路に青黒い気色が有る人は、道路での事故に注意して下さい。 道路という部位は耳の下側ですね  腮骨・懸壁の当たりに有ります  昏慘とは、青黒い気色の事で、跌蹼の災いと言いますのはつまずいたり転んだりする災難の事をいいます。 耳下の道路という部位に青黒い気色が現れた時には、跌いて倒れたり転んだりして怪我をしない様に注意しなさいと言っておるのです 

『宮室に燥炎有れば、火湯の咎あるを恐る』 宮室に潤いの無い赤い色が有る人は、火事や火傷に注意して下さい。 宮室は、小鼻(金甲)の横三センチの部位です 小鼻の横に指先を伏せた位の範囲が竈上で、其の隣が宮室部位になります。 何方も指先を伏せた位の範囲です 燥炎というのは、炎の様に乾いた赤色の事 潤いの無い乾いた赤色です 此の潤いのない赤色は、火難や争いの色ですが、火湯の咎を恐れるというのですから火事に遭ったり、火や熱湯で火傷する事が有りますので注意して下さい 気色・血色は色の勢いに注意して観てください 勢いが有る場合は必ず其れ相応の結果が出ますから見過ごせません