神異賦165流魄海に放たる相と遊魂の宮を守る相の事

『流魄海に放たる、水厄の災いを防ぐべし』 白い気色が口の付近に漂う人は、水難を警戒しなくてはいけません。 流魄は白い気色が流れている様子を言います 口は水星とか大海と言いますから、白い気色が口の付近に漂っていて、口に入る相の事ですね。 此れは水難の相のひとつです 水難・水厄は水による災い一切を指します。 台風洪水で家が浸かる・海や川で溺れる・何かの拍子に倒れて少しの水で窒息死する等兎に角、水の災い一切を水難・水厄と考えてください。 そしてもう一つ、水難の相を見付けた場合は、どの様な水難に遭うかという事と、死相が出ているかを確認する事です

『遊魂の宮を守るは、定めて喪身の苦有り』 暗い気色が命宮に現れている人は、大変な苦労が有ります。 遊魂は、暗い気色が漂っている様子を言っています 魂は暗い気色の意 遊魂の宮を守るのですから、命宮の暗い気色が居座る相の事です 此の相の人は、身が滅ぶ程の災難や苦労が有ると言っておるのです。 命宮は十二宮のひとつで、命の宮で有りますから、生きるか死ぬかとか、一身上の吉凶とか、思っている事や計画が成就するかしないかを観る急所です 人相判断をする時は先ず、此の命宮の色艶・潤いを観てから其の他の部位を観るくらいですから、其れだけ他よりも重要な部位である事が分かります 命宮は十三部位の印堂でもあり、印堂に美色の良い色の気色が有る相は何事も思いのまま、諸事通達の相で、反対に此処に暗い重たい気色が滞り居座る相は、何一つ成就しない相であります 毎日の運勢判断として、朝起きた時や出かける前に此の命宮(印堂)の色艶・潤いの有るか無いか、重たい暗い気色は無いかを観て運勢判断するのも良いと思います