神異賦205頸の白きこと面に過ぐる相と神の形に賽る事

『頸の白きこと面に過ぐるは、衣食豊盈なり』 頸が顔より白くて綺麗が人は、豊かな生活が出来ます。 頸クビが白くて綺麗な人の事ですね パッと観た時に、頸が顔の色より白くて明るいのです。 此の人は、衣食が豊で有り余っていると言うておるのです 主に女性の事を言っています 衣食は財産の事で、其れが豊盈ホウエイなのですから暮らしに余裕が有るという訳です。 もっと言えば、頸の色が好くその上、形も良く長ければ鳳頸ホウケイの相です。此れは、『龍顔にして鳳頸、女人は必ず君王に配す』の相故、玉の輿に乗る相のひとつで幸せな結婚する人となりましょう

『神の形に賽るは、庄田に栄足有り』 形が良くて、その上ゆったりと神気が体を包む人は、家が栄えるのです。 此れは最高の相のひとつで、形も良ければ神気も良いのですから最高の相です 此の人は、家名は上がり、財は有り余るほどであると言っております。 庄田に栄足有りですから、庄(家)は栄え、田(財)は足るという意味だ 神気とは、神も気も其の人全体の生命力です 其の生命力の強い弱いは眼光に現れます。此れを眼神ガンシンと言いますね 生命力が顔に現れたのを面神メンシン、体全体に現れている生命力を、体神タイシンと言っています。 此の眼神・面神・体神と、視瞻(眼遣い・眼付き)と全体の佇まいから来る気の事を、雰囲気と言い換えているのです。 亦た、先日オリンピックが終わりましが、選手の勝負前の神気を観て下さい 勢いのある選手は体に張りが有り、神気が溢れています。 身体・顔の艶色も良くグッと大きく観えますね。 力が張っています 相撲の力士も同じ事で、塩を捲く時などに全体の神気シンキと力士の艶を観れば神気正しく明るい方が勝ちとなります もうひとつはゆったりというのが良いのです。 ギスギスやトゲトゲ、せかせかした神気では言い訳ないですね