神異賦21皮膚と指節の事

『髪際低く皮膚の粗なるは、終には愚頑を見る』 額が狭くて皮膚が粗ければ、愚かで頑固な人です。 髪の生え際が低いというのは、額が狭いという意味です 大体は、髪が太くて硬い人が多いです其の上、顔の皮膚の肌理が粗い人は頑固だというておるのですね。 他の相が良ければ、何かの専門分野で成功する事もあるようです 此の相の人は、人のいう事を聞かないですから、相に良い所が有りませんと、人間関係も行き詰まり運も開けません 皮膚でも、骨格でも顔の部位でも何でも相ですが、粗というのはいけません。 額は広くて綺麗でゆったりしたのが吉相で、圧遮(狭い額)は凶ずい相 おまけに皮膚の粗ですから、なかなか上手く行きませんね 

『指節細く脚背の肥ゆるは、須らく俊雅と知るべし』 指が美しくて、脚にゆったりと肉の付いてる人は、賢くて優雅な暮らしをします。 これは、苦楽は手足に観るの事で、綺麗で美しい指とゆったりと肉の付いた相ですから、当然、見るからに優雅な人です。 脚背(足・むこうずね)に肉無きは必ず孤貧を主どるの逆で、楽の方の相です 裕福な者の相は、富者自然に体厚しといって、肉付き良くゆったりしているのが普通です また、骨格が抜きん出て立派であるとか(形容俊雅)や綺麗な指・手など潤い有りしっとりしているのは富貴な人である 『骨肉細膩、富貴自主清間』骨格と肉付きの上品でしっとりしている女性は富貴で物静か 細膩とは繊細でほっそりしていて、滑らかで上品な事 こういう人は豊かな暮らし・『皮膚香膩、富室之令娘』皮膚が香しくしっとりしている女性は、豊かで立派な家柄の婦人である 何れにしても、俊雅とは骨格粗の逆で、潤いが有り、皮膚の肌理が細かく、しっとりして肉付きも豊かであるということです