神異賦210眼光り口の濶き相と擺手揺頭なる相

『眼光り口の濶きは、貪淫求食の人なり』 眼光がきつくて口が大きい女性は、淫乱で大食いです。 眼が光るというのは、眼光が強いという事と、その他にも底光りがしたり、眼球や眼遣い(視瞻)等にキラッと光る様子が有る場合も含んでいます。 口が濶いというのは、大口の意 大口の女性は食いしん坊でおしゃべりです 口の形が良い場合は、美食家でお話好きの方ですね。 形に品が無くなるに従って、話の内容も品が下がって来ます 人は観たままの運命であり、観たままの性分ですから、人相術の鉄則の通りという訳です。 此の眼が光って口が大きい女性は、貪淫ですから、淫を貪ります その上、求食ですから食を求める食いしん坊であると言うておるのです。 淫乱でしかも口が卑しいという事を言っています 此処でしっかり覚えて頂きたい事は、眼光にしろ、眼の形にしろ、眼付きにしろ、眼遣いにしろ、眼に癖が有る人は男女共に必ず癖者ですから注意して下さい 其の中でも特に、眼光に癖が有る者は最悪ですよ 

『擺手揺頭なるは、詭濫刑夫の婦たり』 擺手と揺頭の女性は、夫に背き欺きます。 擺手は両手を身体から放している状態です 立ち姿や歩く時に脇を付けずに腕や手を身体から放して左右に開いている事だ 揺頭は、頭を左右や上下によく揺する事を言っていますもう癖でしょう。 歩く時や話す時等によく頭を揺する人のことです 此の擺手揺頭の女性は、夫を刑すと言っておるのです 詭は偽り欺くの意で、濫はむやみやたらの意ですから、此の人は出鱈目ばかり言って夫を欺いて駄目にする者だ 此の相は男の有っても同じ事である。 本当にいい加減な人です 刑夫は、夫に逆らい、夫をやっつけたり、夫を駄目にし、夫の運を悪くする者を刑夫ケイフと言います