神異賦212髪濃く鬢重く斜視と声響き神の清き相のこと

『髪濃く鬢重く、兼ねて斜視ならば、以て多淫なりとす』 髪と鬢が濃くて重たく、その上に斜視の女性は淫乱です。 髪と鬢が黒々として重い感じを言っています暑苦しいです 鬢ビンはモミアゲの事 斜視には二通り有りまして、一つは生まれつきの斜視、もう一つは目遣いが斜の人の事です。 相手を真っ直ぐ見ないで、斜視する人ですね 上目・横目にしろ真っ直ぐに見ないのは全部斜視である 流し目などは此れらの代表格と言えましょう。 眼付き・目遣いの事を視瞻と言います 人を見、ものを見る時の眼遣いは、其の人と為りと、其の時の心の状態をよく現している。 眼の相は、眼光と形と色と視瞻で決定されるのです。 カツラを被った様に髪も鬢も重くて、斜視を兼ねる人は淫乱であると言うておるのです 特に目遣い視瞻に注意してください 

『声響き神の清きは、必ず夫を益して食を得ん』 声が澄んでよく響き、神の清い女性は、必ず夫に尽くして家を栄えさせます。 声響きとありますから、かすれたり濁ったりしておらず、声が明るく澄んでいて鈴の様に気持ちよく響きます 綺麗な声です 声の相にも大小・清濁・温冷・等があり、綺麗な声の上に神が清いのですから吉相です。 観た感じも、顔も目もすっきりと清くて輝いている相です 此の様に声が響き、神が清い女性は、夫を利益し、財産を得ると言っておるのです 声の粗というのは、かすれる・濁り有る・荒々しい声等ですが、女性の声の粗は結婚運に障ります 声の粗は声に癖が有るという事です