神異賦226身肥え肉重き相の事と面円く腰肥え異形に類する相のこと

『身肥え肉重きは、陰相を得たるものにして反りて栄華有り』 堅肥えで重々しいのを陰相と言い、栄華の相である。 堅く肥え太って歩くのもしんどい様な女性の事です 体が大きいので、手足が小さく観えますが、身体に似合わずよく動きます 肥えて重々しい相です。 一見、凶相のような相ですが此の相は陰相に適っていて、此の女性は見た目に反して此の相のお陰で栄華が有ると言っておるのです。 陰相とは、別格の相・異相の事です 栄華有りとは、地位や財産も有って華やかな暮らしが出来るという意味だ 因みに、形容の古怪なる相と人物の巉巖なる相も異相であり、此の身肥え重々しい女性の相も異相で、何れにしても、見かけにとらわれた判断をしてはいけない相です 異相ですからね

『面円く腰肥え、男形に類するものも亦た富貴なりとす』 顔が円くて腰が大きく肥えてズン胴で、男の様な相の女性も富貴の相であります。 先づ、顔が肉付き良くて丸い事が条件となります 面丸くとは、円満なという意味も含みます。 腰は大きく肥えて、男の様にズン胴ですからパッと観て男の様で此れ亦た、凶相かと思いますが此の相もまた、反って富貴の相なんですね。堅肥えで大きく重々しい相と同じで今回のも異相です。 しかし、此のふたつの相は栄華と富貴は約束されておりますが、男の相に似ております故、性分と運命も共に女らしい潤い有る生活は期待出来ません 此の人は、大抵男の様な運命を辿るのですから、男面の運命という訳です 此れは、結婚運と家庭運が中々難しいという事を意味します 円満にやれるのなら良いのですが。将に此処が鑑定の急所となります