神異賦242面皮の繃急なる相と骨格の恢弘なる相のこと

『面皮の繃急なるは、寿の促れること疑ひなし』 面皮が薄くて引っ張っている人は、寿命が迫っているのです。 面皮の繃急とは、顔の皮が薄くて引っ張ってツルリとしている事です 皺が無くてツルリとしています 急は余裕の無い意味で、神異賦では此の言い方表現がよく出て来ます。 何にしても此の急とつく相は好くありません 特に此の相は、面皮虚薄と面皮の太だ急の相を合せた相ですから、若死にの相という事です。 此の人は、寿命が迫っていると言うておるのです 繃ホウは、包帯を巻く様に引っ張っぱられている様子を言います 反対の相を観てみますと、寿相(長生きの相)は先ず、面の皮が厚くてゆったりしていて余裕の有る相ですから、急というのは反対の事をいうのです 顔の皮が薄くて引っ張られるなんて神気弱く若死にの相ですよ

『骨格の恢弘なるは、前程靠る可し』 大柄でゆったりしている人は、前途洋々である。 人相術でいう骨格とは、顔・手・胴体・足の身体全体を言います 恢弘カイコウは、広くて大きい意ですから、骨組みがガッシリしていて大きく、その上にゆったりと余裕が有る相を言っています。 見るからに安心できる相の事ですね 前程は前途ですから、此の相の人は前途・先行きが安心だと言うておるのです 人相術は顔の部位パーツや、一部を取って○○な性格だなどとやるものでは有りません 頭の先から足の先まで体全体を観て鑑定するものです もう一つ言えば、人相術は性格診断ではなく、運命鑑定をする占術です。 人相観は性格診断屋ではなく、運命鑑定家である 運命が判断付けば性格など敢えて観なくても判るわ  骨格の抜きん出た立派な人は立身出世の相であるし、此れ等は骨格が立派な事が重要である 骨格がしっかりしていないと駄目です