神異賦243少くして肥え、気の短かき相と唇縮み、神の癡なる相の話し

『少くして肥え、気の短かきは、四九の期を過ごし難し』 若くて肥えて、呼吸の浅い人は、三十歳半ばは越せないでしょう。 少く(ワカク)して肥えと言いますのは、年若・二十歳前後で締まりが無く肥えている人の事を言っています。 肉地に浮濁有れば肥えたるも何ぞ誇るに足らんと言いまして、特に若い人の贅肉はいけません その上、気が短いのですから若死にの相であります。 気が短いとは、怒りっぽいも有りますが、呼吸が浅いのです 此の人は三十代半ばは越せないだろうと言うております 若死にの相です 若者の締まりの無い浮濁有る太り方は駄目なのです

『唇縮み、神の癡なるは、蔫んぞ三旬の厄を保せむ』 唇が縮んで眼がボンヤリしている人も、若死にの相である。 唇が縮むとは、口を小さく縮めることの意 癖ですね 小さく口をすぼめておちょぼ口にするひとの事です。 此の人は、大抵眼あボンヤリです 神が癡オロカとは、眼神がボンヤリしていて顔全体も何となく愚かに観える事を言っています。 顔を観ると此の人大丈夫かなと思ってしまいます 第一、眼光がボーッとしていますから心配になるというもの。 此の人は、三十歳は越せないだろうと言うております 亦た、此の人は本当に自分勝手でどうしようもないですね 精神的に不安定で、何を言ってもどうもなりません。 そして、何をやっても中途半端です 唇が縮んでいなくても眼がボンヤリしとるのは、同じようなもんです