神異賦252巨鰲の海に入る相と龍骨の天を插む相の事

『巨鰲の海に入るは、必らず尚書と作らむ』 下顎が立派で口が大きい人は、大臣になる相です。 巨鰲キョゴウとは、大きいウミガメのことで、海は口の事です 大きくしっかりした下顎と大きな口の事を言っております。 当然、顎も口も恰好の良い相でなければ駄目です 歪むや、唇が捲れる等ではいけません 大きな頤と大きな立派な口の人は、必ず大臣クラスの地位には成ると言っております。 出世するの相です

『龍骨の天を插むは、應に宰輔と為るべし』 龍骨が高い人も、大臣位にはなるのです。 龍骨は額中央の上、十三部位の天庭の左右の位置にある少し高い骨を言います 天は額ですから、額の左右の骨が高くて、額を插む(サシハサム)様な相です。 宰輔は大臣クラスの地位である 此の額の中央を插む相は出世の相であると何回も出てきています 今回の龍骨天を插む相も、輔骨の両つながら隆きは、纔かに三九則ち官従たりや、輔骨の天を插むは、千軍の勇将たりや、骨ありて辺庭を插むは、威武有り名は四海に揚らむ等と同じ様な事であります。 額は広くて綺麗でなくてはいけません 圧遮や狭い・暑苦しい・見苦しい等の額では出世は叶う訳ないです 出世どころか、破敗相である