神異賦273土の乙木に遭ふも、少しく潤沢を帯びる相と木の微金に遇へる相

『土の乙木に遭ふも、少しく潤沢を帯ぶれば、亦た疎通す可きなり』 土形の人に少しの木形が交ざっても、潤いがあれば通達致します。 相剋の関係ですが、少しの木であれば返って発展すると言うておるのです。 しかし、相に潤いがなければいけませんよ 土形の人に少しの木形が有るか、少し木形を帯びて来ますと運気良く、通達するという事です

『木の微金に遇へるは、必ずダク削あり、方に器用を成さむ』 木形の人が微金に会うと、加工されて用を成すのです。 此れも相剋の関係です しかし、微金ですから返って役に立つという事になります。 金が強すぎますと剋して終わりですが、少しの金であればダク削で(切ったり、削ったり)加工して器用を成さむとなり、役に立つという意味から此の人は発展すというておるのです