神異賦28重頤豊頷、駝背田面のこと

『重頤豊頷、北方の士、貴にして且つ強し』 重頤で、豊頷、北方の人は貴くて且つ強い。 重頤は二十顎の事で、豊頷は豊で下がるくらいに肉付きの良い頬をいいます 肉付き良いといっても、肉に締まりが無いのはいけません 締まり無くだらしないのは衰運の相です これは、骨格にしても同じことですね。 富者自然に体厚しといいまして、体に厚みがあり肉付き良く肥えとるのは福相になるのですが、これもただ、だらしなく肥えとるだけでは福相とは言えません。 肉付きや、神気も締まって堅太りでないとダメなんですね 肉や神気に締まりが無いのは、生命力に締まりが無いのですから自然と衰運状態ですし、締まり無くただだらしなく肥えとるのは、気が濁り、破敗の相ですから肉付き良くても誇れません。 北国の人にこの、重頤と豊頷の二つの相が有りますと、身分は高く、威力も有る人物であります

『駝背田面、南方の人、富みて也た足る』 駝背、田面、南方の人は富が多くて余りある』 駝背ダハイとは、背中から肩にかけて、たっぷりと肉がついているという意味です 田面というのは、田字面のことで、顔の四隅が張った角顔で肉付きの良い顔を指します 南国の人にこの駝背と田面の二つの相が有る人は、財産が多くて有り余る人であるという事です。これも当然、富者自然に体厚しの相であることは言うまでもない 『田字面は男の中の男の相』田字はどこから観ても四角い感じのする面(顔)です それで、顔全体の肉付きが良い。 『全面方濶で円く倉庫豊隆で、欠陥無く肉の満ちたるを田字面という』事です 顔の四隅は福徳宮・庄田故、財運や田畑の吉凶に関するが四隅が張って、肉付きが良い相は豊かであるという事です 田畑・財の有り余る人物です 余談ですが、昔知り合いの農家さんの家に遊びに行った時の事ですが、無造作に二億とか四千万とかの小切手が置いてあったのを思い出します ちゃんとしまった方が良いよと言ったのを思い出しました