神異賦27北方の公候と南方の貴宦

『北方の公候の大貴なるは、皆な地閣の寛隆なるに由る』 北国の身分の高い人は皆、地閣が立派だから成功したのです。 地閣チカクとは顔面十三部位のひとつで、顎を指します また、五岳では北岳(北)の事ですね。 寒い北国の人は、暖かい南方の人に比べて顎がしっかりしております 額が狭く、顎が広いのが一般的。 特に成功者は、北の地の利を得た立派な顎をしています 成功は、広く肉付き良くて立派な顎故であるといっておるのです 因みに、顎は北岳・額は南岳・左右の顴骨は東岳・西岳・鼻は中岳の位置となります

『南方の貴宦の清高なるは、多くは天庭の豊濶なるに生ず』 南国の身分の高い人は、額が広くて立派なお陰です。 天庭テンテイは顔面十三部位のひとつで、額を指します 額は五岳では南岳ですから南を表していますね 南国の人は一般的に、額が広くて顎が貧弱という相です 額が広くて綺麗な天庭は十分に南国の地の利を得た相ですから、成功したのは立派な天庭のお陰であるという事です。 故に、北国の人は、地閣がしっかりしている事、南国の人は、天庭が立派である事が重要です。 勿論、南国の人が天庭が立派で地閣も立派であれば、申し分ありません 北国の人が地閣しっかりしていて、天庭も立派であれば、同じくいう事なしです