神異賦29河目・鉄面のこと

『河目にして海口は、食禄有ること千鍾』 河目で海口の人は食禄が有り余る。 河目カモクというのは、河の様に深くて長い眼のことですね 海口は、形の良い大きい口をいいます。 この相の人は地位も有り、財産も多くて計り知れないという意味です。 一角の人物は、長い間にそれだけの生き方をして来たということです こういう人物は眼光に力が有り、威相が備わりますそれだけ真剣に生きて来たという事です 相が成る事は一朝一夕ではない。そんな簡単にはならんのですよ 深くて長くて、綺麗な眼は貴眼でもありますから、人物の立派なことも言っておるのです

『鉄面にして剣眉なるは、兵権万里にあり』 鉄面で剣眉の者は、大将の相である。 鉄面テツメンですがこれは、顔の色が赤黒くて顔に勢いがあり、神気の強い面相のことです。 顔に勢いが有るは、面神の強い事だ 生命力や勢いは眼・顔・体(眼神、面神、体神)に現れる。 剣眉とは、尻り上がりで、不動尊の持つ諸刃の剣の様な形の眉のことです 勇気有る軍人の相といった感じが有ります 此の勢いと力の有る顔、鉄面と剣眉の相を備えた人物は勇気が有り、大きい軍事力を持つということです。 兵権とは兵を動かす力で、万里はその力が遥か遠くまで及ぶという意味です