神異賦299骨粗にして形俗なる相と形異にして神の殊なるの相

『骨粗にして形は俗なれば、其の人老いて山林に困す』 骨格が粗で俗相の人は、晩年は困窮する。 骨格の粗ソとは、発達しない相の代表と言えます 特に抜きん出た所も無くて何の取り柄も無い、この様な俗人の相の人は、世の中の役に立たず年が行って独りぼっちで困窮すると言っておるのです。 お坊さんで此の相であれば、俗中の俗人です 山林とは、山のことで、此処で言うのは、世間の役に立たず、見捨てられて、行く所も無くて仕方なく山に入ると言う意味である。 粗というのは、いけません 骨格の粗・皮膚の粗・人相が粗では、発達しない相の代表格です これ等の相は具体的には、釣り合いの取れていない骨格や顔、皮膚が粗い、星辰に失陥有る、歪んでいる、或は尖っている・削げている・圧遮、三停不平等、等は皆な粗に入ります 

『形異にして神の殊なるは、此の輩遠く雲に路を越ゆ』 骨格・人相、神と気が常人と異なって特に立派な人は、必ず立身出世する。 抜きん出て立派な相の人の事です 此れも異相ですから、雲の上の人になると言うております。 其れだけ偉くなるのですね お坊さんでも俗人でも同じです 大出世する相です  『形が異なり』、『神の殊なる』というのは、形も神も際立って立派な人の事を言っています 最高に良い相です 此の人は、雲の上に昇るという意味から、(遠く雲路を越える)立身大出世する相だと言うておるのです 此れなら良いに決まっとる! 骨粗にして形は俗の相とは真逆の相です 骨格立派、神気も良い特に立派 此れは異相であり、特別な相のひとつである