神異賦302髪と鬢の濃重なる相と眉目の平直なる相のこと

『髪と鬢の濃重なるは、道的に合う貌、声に響あれば初に栄あり』 髪と鬢が濃重な人は、僧侶には返って良い相である そして、声に響きがあれば若くして出世致します。 髪と鬢が濃くて重々しいのは、普通の人にとってはあまり良い相ではありません。 しかし、お坊さんや、道を求めて修行する人には其の相は返って良い相となるのです 達磨さんもそうですね。 鬢とか髭が濃くて濃重です 此の髪と鬢の濃重の相は、羅漢顔の相の事ですから僧侶にはピッタリの人相です。 羅漢顔ですから、当然児の縁は薄いのです そして、此の相で声に余韻が有って響く様であれば早くから出世して栄えると言うております。 此処でひとつ伝えておきますが、お坊さんは隠者ですから(人相観や易者も隠者)普通の人と逆の事をします 普通は、髪が濃く髭が薄いのですが、隠者は髪が薄く髭が濃い・普通は顔が黒く身体は白いが、隠者は顔が白くて身体が黒い・普通は骨格に丸みが有るけれども、隠者は骨格が骨張り角ばっている・普通の人は、頭髪を整えて髭を剃りますが、隠者は頭髪を剃って髭を伸ばします・雰囲気や眼光に威力が有る様に見えて優しく感じる・眼は細くて優しい感じがしますが、何となく眼光が人を射る感じがします・柔和に見えますが、どこか近寄り難い威厳があります。 以上は隠者お坊さんの特徴であります(陽相の方です) 

『眉目の平直なるは、僧格に入るの相、骨清ければ方に貴なるべし』 眉目が水平で長い人は、僧格に入る相で、骨格人相が清ければ貴僧である。 眉と眼が水平で真っ直ぐ横に引いているお坊さんの事ですね 直の字には、長いという意味も含みます。 眉も眼も長いです 勿論、眼光も良いです 此の相は、僧侶の相に入ります 此れを、『僧格に入るの相』と言うておるのです。 骨清ければですから、骨格と人相全体が清らかです。 清い相であれば、方マサに貴なるべしで、貴い立派な僧である。ということです  お坊さんの相が出て来ましたが、お坊さんも一般の人も先ず、骨格と気色を観て、八相を識別し、『富貴貧賤寿夭窮通』を判断せねばなりません