神異賦315五岳は以て根基たり・骨法は以て禍福を定む

『五岳は以て根基たり』 人相は五岳が根本である。 何を置いても先ず、此の五岳がしっかりしていないと駄目なのです。 東岳 西岳 南岳 北岳 中岳の五岳の釣り合いと、力強さを先ず観ます 此の五岳の釣り合いが取れていて、しっかりしていて、勢いが有るのですね 此れを五岳朝帰ゴガクチョウキといって、立派で申し分ない相です。 実際、この五岳がしっかりしている人は生活力が有り、行動的で建設的であります 家を治め、世の中で活躍するためには此のエネルギーと行動力が不可欠です。 故に、この五岳朝帰の人は、財産を興したり、指導的地位に就いたりと、多方面に活躍するのです。 大変立派な相です 人相鑑定の時は先ず、この五岳をしっかり観て下さい 此処が立派であれば、期待出来ますね  双顴もしっかりしとるし、額も立派、晩年の顎も立派、そして自我を現す鼻も立派で、その上、五岳の全てが調和しとる相(五岳朝帰)であれば、言うこと無しだ  人相を観るに、パッと観て立身出世するかしないかは、この五岳朝帰であるか、三停平等であるかを先ず、観ること。 三停平等と五岳朝帰の相は、立身出世するかしないか・やれる人か大した事出来まいの人かの分かれ道である 五岳朝帰でないと、社会に出ても大した事は出来ません

『骨法は以て禍福を定む』 骨格は一代の運命の栄枯盛衰を決定する。 骨法コッポウは、骨格の事  禍福カフクは、吉凶・栄枯盛衰の意  神異賦の最初の方に出て来ましたね 「骨格は一世の栄枯たり」此処でも同じことを言うております。 一生をかけてゆっくりと変化する骨格故、一代の運命(栄枯盛衰)を判断するのですね 反対に変化の早い気色では、毎日の運勢や今現在起こっている問題や、成り行き・結末など当面の運勢・運命を看破する相法です。 骨格は三停平等、五岳朝帰は何を置いてもイの一番に観るものであるし、気血色や神動線、画相は当面の運勢と運命を見切る相法である 人相術は、骨格相法と気色相法の二本立てで構成されていることを知らねばならない