神異賦62陰陽の明潤なると龍宮の低黒のこと

『陰陽の明潤なるは、男女養ひ易くして聡明なるを得む』 両眼が明潤な人は、子供が順調に育ち、その子は賢くて立派になります。 陰陽とは両眼の事で、両眼が明潤とは、両眼の形良く、目線正しく、上瞼・眼尻・臥蚕・涙堂等、眼の回りの色と肉付きが良い事です 眼相が良くて、三陰三陽が明るくて豊かな人は、子供に恵まれます。 逆に三陰三陽が枯れていたり、暗く濁る相では子供運には恵まれません 三陰三陽は両眼の事。 因みに、三陰三陽に黒色が棚引く相は死相です

『龍宮の低黒なるは、嗣続を得難くして或は愚昧なり』 龍宮の低黒な人は、跡取りが居ないか、居ても愚昧な子供である。 龍宮は眼下・涙堂の下の骨に掛る部位です 低黒は、肉に力が無く窪みぎみで色が悪く黒っぽい事です 目頭から顴骨にかけて紋の流れる所ですから、窪みぎみになりますし、色溜りも出来やすい所です 此の人は子供運が無く、子供が有っても愚かで心配の種となるだろうといっておるのです。 また、一説では、目頭の指で押したくらいの範囲を龍宮といっています