神異賦82形、土偶の如きと気、烟塵の如きこと

『形、土偶の如きは、天命は逃れ難し』 土偶の様に、生気が無いのも死相である。 体全体、或は顔の艶潤いが無く、神気が枯れて生気が無い人は、災難や病気に遭います そして、大体助かりません。 一見して、何か元気が無い、神気が枯れている、潤いが無いというのは、パッと観て直ぐ感じますね。 神も気もその人全体の生命力です 生命力の強い弱いは眼光に現れますから、先ず眼を観る 此の生命力は清濁・正邪・強弱・善悪があり、眼に現れた生命力を眼神といい、顔に現れた生命力を面神、体に現れた生命力を体神といいます。 人を観る時は必ず此の神と気を観なければなりません 其の人の眼神・面神・体神、そして、眼相・視瞻(眼つき)と佇まいの気こそが雰囲気という訳です。 パッと観た時に人相見はこれらの事を一瞬で観終わっておるのですね。 神気が極端に弱くなるとこれが死相になるのいです 故に、生気が無く・顔の艶も無く潤いも無いのは、神(生命力)が枯れているのです 生命力が極端に弱まりますと災難に遭ったり、病気になってしまいます。神気が枯れて生気が無い相では天命は逃れ難しです

『気、烟塵の如きは、凶災有り日に至らん』 顔の気色が悪い人は、災難に遭います。 顔全体の気色が煙の様に暗い、埃を被った様に暗い人の事ですね 気色というのは、皮膚の上に煙の様に現れるので、ボーッと暗く汚く見えるのです こういうのは、疾厄があります 此れも、気が濁り汚く見える相です 顔が明るく、輝いている(満面の美色の相)は、本人に結婚・昇進等の慶び事が有ったという事です。 その他、顔全体が赤い・青い・青黒い・鉛色(蒙色)などにより判断が異なります。 此の蒙色は烟塵の色と同じで、運気は頓挫し、これでは不慮の災難にも遭いましょうという相です 潤い無く汚い・暗い・等、見覚めるものは全ていけません