神異賦92一に其の色を辨じ、次に其の声を聴き、・・・

『一に其の色を辨じ、次に其の声を聴き、且つ夫の神を察し、也その肉を観る』 先ず、気色を観て、次に声を聴き、そして神気を観て、骨格と肉付きを観るのです。 此れは、人相を観る順番をいっています。 先ず、顔全体の気色・血色を観ます 明るい・暗い・清い・濁っているかなど勢いが有るか無いかを観ます 次に、声を聴きます 其の声の強弱・大きい小さい・喉声か複式呼吸で声出ているか、高い低い、清濁を聴いて吉凶判断します。 腹から出て響き通る声、爽やかで和気の有る声は発達相で立身出世の声相です 反対に頭のてっぺんから出たり、喉声や、かすれ声・濁った声・語尾が弱い等などは、凶で発達しません 破敗相です 次に、神気を観ます。 神も気もその人全体の生命力です 此れも当然、清濁・正邪・強弱・善悪を判断します。 此の神気は、眼神・面神・体神が有り、此れと眼の相、眼付き、全身の佇まいから感じる気を、雰囲気といっておるわけです。 此の時点で器の大きい小さいも判断できましょう 其の次に、骨格と肉付きを観て判断するのですよ。 気色・声・神気・雰囲気等の変化の早い相を観て、今現在の運の勢いを大きく掴み、次いで細かい部位の色・骨格・肉付き等絞り込んで観ていくというのがやり方です。 つまり、無形から有形へと観ていくのです