神異賦97印の中正に接すると眉の天倉を払へる事

『印の中正に接するは、終に官に利あるべし』 印堂が広くて、中正と一つに成っている人は、官吏に適しています。 印は印堂、中正は十三部位の内の一つであり、印堂の直ぐ上の部位をいいます。 此処では、印堂と中正が肉付きも良くて綺麗で、連なって一つになった様に見える事をいっています 此の相の人は、役人に適しており、役人になれば出世します。 更に、額が広く綺麗で、威相が備わっておれば申し分有りません。 逆に、これらの部位に凸凹・削偏・乱紋・色が悪い・額狭く、むさ苦しい等の相の人は官吏(役人)には向きません  

『眉の天倉を払へるは、出入貴に近し』 長くて綺麗な眉が、勢い良く天倉を払う人は、貴相です。 天倉は、コメカミの上の部位ですね 此処に届く位の長い眉をいっております 天倉を払うという表現は、跳ね上がり気味で勢いの良さを示しています。 此の相の人は、出ては将軍、戻っては大臣という程の人物であります 此の相も威相ですね