街頭観相神通秘占

『街頭観相神通秘占 画相偏』  

 

画相を見んと志す者は、 まず大宇宙に自在に遊ぶの心境を、 修得する必要がある。  小我を捨て、 欲を離れ、 そこに自己もなければ、  他もまた在るを識らず、   環境をも忘れ

 

得るのとき、  すなわち、 偉大なる我が内在宇宙心を発現して、  大自然の太霊に相通じ、  画相の自在境に遊行して、 自由に看取、  判定し得るものである。 

 

(亀田壱弘先生  『画相で透視する方法』  【復刻】 量亀流 透視観相鑑   本文より)  

 

人の相を見る時は、 まず落ち着いてゆったりと坐り、 姿勢を正して七息する。  また心を気海にこもらせ、  一旦六根を遠ざける。   そうして後にはじめて心に六根をゆるして相を

 

見ることができるのである。     「姿勢を正すというのは頭をまっすぐにして俯かないこと。  そして目を閉じて腹部を前に出すようにして尻を畳にしっかりとつけ、  あたかも大

 

きな石を据え置いたようにすることをいう。    また七息というのは七回静かに呼吸して息を整えること。   心を気海にこもらせるとは心を下腹部に集中して落ち着かすこと。   そ

 

して六根を遠ざけるとはあらゆる感覚と意識を遠ざけることで、  相を見る間は鳥のなく声も聞こえず風の音も聞こえず何も考えない状態をさしていうのである。   このようにして相を見

 

る時は自然と天から善悪の相が知らされるのである。   心に六根をゆるすとはこのことである。

 

【南北相法 観相の大要 (相者の心得) より】 

 

亀田先生も南北先生も同じ様な事を言うておられます。    要は手を離した集中力なのです    自分も相を観て何も考えないで言ったことがそのまま的中したり分かってしまうことが

 

よくある。   考えてみれば上記のことを意識して努めてやっているのではなく、  街頭にいれば自然とそうなるのである    夏は36度で暑く冬は1度2度で寒い中で鑑定をする 

 

当然通行人はいるし見られる トラックやバイクなどの騒音もひどい  時には道路工事の掘り返す機械の音は半端なくうるさいのである  そんな中で人相術運命鑑定をするのだから、 皆さ

 

んが思う以上に集中力を必要とするのはお分かり頂くに難しくないと思う     自分はこんな環境の中でやってきたのだから 嫌でも自然に集中力がついてしまうのである。  

 

人の行きかう声や笑い声 ふざける声 騒がしい声 車やトラックやバイクの騒音、 ざわざわな音  こんなのは一度グッと鑑定に入れば何も聞こえん。   正確には、 聞こえてはいる

 

けど気にならん    誰が見てようが工事の騒音があろうが鑑定が始まれば関係ないのだよ。     この様な厳しい環境が太塚覚龍をつくったのである       クーラー効いてて温

 

度調整出来てて、 静かな場所でないと鑑定出来ない などというのは、ハッキリ言って実力無いだけである。   実力があれば場所など関係ないのだよ   貧弱だのお 

 

ということで、 亀田先生と南北先生の云うておられること 自分はよく分かる。   よく分かるし 確実にそれに近づいている   此れは南北先生の云う相法の体 用 妙の妙である

 

これ 無相の相。