夭相・死相のこと 夭相とは早死にの相です また、病気・事故・災難などで亡くなるなどは病相、災難相、死相が現れます。これらの相は『気』が弱まる、生命力が弱まると神も燃え尽きるということです。『気は油・神は其の灯り』の関係ですから、気が弱いと其の灯りも弱まるのですね。人相見がパッと観て直ぐ感じるのは、『気』が極端に弱い・気色、血色、声に異常が有る・などです。死相が現れますと、病人や夭相の人はもちろんのこと、長命相の人でも逃れることは出来ません。具体的に死相にはどの様なモノが有るか書いてみます 次に挙げる相が現れますと災難・病気で一命を落としますから十分な注意が必要です。しかし、人相術の大家・水野南北先生にも死相が現れておりましたが、奇跡的に助かっています これは陰徳を積んだり、神仏の助けが入ったり、しての事です。こういう場合は死相が消えることもありましょう。『両目神無、縦鼻梁高而齢亦促』気無く、両目に生命力無い相であれば、他に長命の相が有ろうが無かろうがもう死んでしまう状態だということです。『神脱口開、天柱傾敧者死』これは、もう気が無く、生命力無くなって口が開いて、首が前後左右何れにでもグラグラと傾く相です 天柱は首の事ですが、鼻もそうです 鼻も力無くグニャリと曲がるんですね 横になった時に鼻もグラグラでグニャリとするは、これも鼻が傾くといっています。病人などこのように首が傾いたり、鼻が傾くともう助かりません こうなるともう既に目の神もボンヤリ・ボーッとしています生命力・神脱している状態です。逆に、如何に長患い・長病・重病であっても、神(生命力・勢い)が有る内はまだ大丈夫です。目も閉じてしまって、もうだめだと思う状態でも神が有る内はどんな病人も生きます。この生命力には目に現れる、顔に現れる、体に現れるを眼神・面神・体神といって、体全体の神気・生命力、勢いを観る訳です神脱するとはもう生命力が無い状態をいいます。 気血色で代表的な死相は両目(三陰三陽)に黒色が引くのも死相です また、一見元気に見えて、普段騒がしい人・喧しい人が急に大人しくなったり、普段大人しい人が急に騒がしくなったたりするのも死相です。
『死相』と『助かる相』